チェス入門

パーペチュアルチェック


 同じ手が繰り返され、永遠にゲームが終わらなくなることをパーペチュアル(千日手)といいます。
 パーペチュアルチェックは、チェックによって強制的にパーペチュアルをひき起こし、引き分けに持ちこむテクニックです。

 「3回、盤上が同じ形になったら引き分け」というルールを利用します。


 下の図では、白は戦力において不利な状態です。このままでは白の負けは確実ですね。
 しかし、白にはここから引き分けに持ちこむ手があります。

パーペチュアル


 白は、クイーンでチェックをかけます。パーペチュアルチェックの開始です。

パーペチュアルチェック


 黒のキングは、下の図のように逃げるしかありません。

パーペチュアルアタック


 白は、ふたたびチェック!

パーペチュアルチェックの2回目


 黒のキングは、元にいた場所に逃げかえります。

パーペチュアルアタックの2回目


 白は、さらにチェック!

 これで盤上は、最初の1手目と同じ形になりました。
 これをもう1度繰り返せば、「3回、盤上が同じ形」になり、引き分けに持ちこむことができます。

パーペチュアルチェックで3回盤上が同じ形になり引き分け


 では、練習問題です。引き分けに持ちこんでください。

 問題1 - 引き分けまで


 問題2 - 引き分けまで


 問題3 - 引き分けまで


 問題4 - 引き分けまで


 問題5 - 引き分けまで


 問題6 - 引き分けまで


 問題7 - 引き分けまで


 問題8 - 引き分けまで